ヤマレコマップをApple Watch 3で使ってみました
いつもはYAMAP派なのですが。。
登山はかれこれ20年近く細々と続けています。
この数年、山地図アプリの登場により劇的に山登りがしやすくなりましたし、楽しくなりました。
まず、登山記録が自動的にスマホのGPSを使ってされること。(どこにいつ行ったかがわかるだけでなく、どれくらいのペースで歩いたのかもわかります。)
そして、迷いそうになった時には自分の居場所がわかることです。
大阪在住の私は、六甲山や大阪・京都・滋賀あたりの山に日帰りで登ることが多いのですが、メジャーなルート以外は結構迷いやすかったりします。
そんな時、スマホの山地図アプリで自分を位置を確認して軌道修正ができるのは本当に助かります。(実際何度も軌道修正をしたことがあります)。
いくつかアプリはあるのですが、友人のお勧めもありもっぱら「YAMAP」を使っていました。
理由は何といっても無料で制限なく山地図がダウンロードでき、記録の保存も無制限なこと。
当初は登山時にあらかじめダウンロードして地図をどこから起動させるかわかりにくかったですが、その点も改善されています。
が、今回楽天マガジンで読んだ「山と渓谷9月号」の地図特集で衝撃の事実を知ります。
なんと、ヤマレコマップがApple Watchで使えるというのです!!
この2年弱、Apple Watchを使うようになって登山時計を持って行かなくなりました。
ですが、登っているときに、すぐ自分が何メートルの所にいるかを知ることができない点が不満でした。。
ヤマレコマップはApple Watchで自分の現在位置の情報を数値(高度、歩行時間、経度緯度)だけでなく、地図でも見れるというではありませんか!!
使わねば損!と1か月の無料プレミアム会員になり、使うことにしました。
Apple Watchでヤマレコマップを使うための準備
今回のトライアルや近郊の山ではなく北アルプスの縦走ルートで利用しました(この暑い夏に大阪周辺の山に登ったらそれこそ熱中症で倒れます。。)
丸2日かけて歩いたのは蓮華温泉から白馬岳を経て清水岳、祖母谷温泉へ下りるというコースです。
秘境の温泉からスタートし、秘境の温泉で終わるというとてもマイナーコースです😁。。
2日目は2200メートルを下るという荒業で最後はへとへとでしたがとてもいいコースでした。
興味のある方はこちらのヤマレコ記録をご覧くださいね!
さて、本題のヤマレコマップをApple Watchで使うところですが、なかなか事前設定が手間でした。。
- ヤマレコMAPでルートを設定し、地図を作成(範囲を指定するだけでもいいそうですが、ビデオの説明はそうなっていました)
- その地図をアップルウォッチ側にダウンロード
詳細はヤマレコのオフィシャルガイドを見てもらうのが一番いいのですが、なんといっても手間なのが2番です。2日間の今回のルートでApple Watchにダウンロードする地図が2000枚以上もあり、Apple Watchがスリープしないようずっと見守っていないといけません。かれこれ20~30分かかったでしょうか。。
といっても、「これも山でお気軽に登山情報を見るためには我慢我慢」という感じだったのですが。。
使ってみての感想
結果は「Apple Watch3」では使えなかったということです。
事前の説明でApple Watch4がお勧めということはわかっており、3以下だと地図表示等が十分でないということで「軽量モード」で使いました。
ヤマレコの「軽量モード」の説明は
- 予定ルートの軌跡について、位置情報(緯度経度の点)が多い場合は間引きされる。
- GPSログの軌跡について、位置情報(緯度経度の点)が多い場合は間引きされる。
- 予定ルートとGPSログの線に白枠が表示されなくなる。
- 地図移動やズームのなめらかさを犠牲にして負荷を軽減する。
- 地図表示に使うメモリ量を最小限に抑える。
- りゅうず(ダイヤル)を回したときに、1度回すごとに1段階のみズームが拡大/縮小される。
- 通常のモードに比べて拡大/縮小を細かく制御できない。
- 地名が表示されない
- 一部の設定が利用できない
と、そこまで大きな影響がないのかなと思いきや
- ヤマレコの地図は毎回アプリを起動しないと見えない(普通ジョギングアプリなら、時計を見たらデフォルトでアプリが立ち上がっており、いつでも状況が見えるのですが、ヤマレコの場合は時計モードに戻っているので、毎回アプリを開かないといけません)
- 地図は見えるけれども位置情報は地図をタップしても見えない(今回はダメだったのかなと何度か試しましたが、一度も出ずじまいでした。。)
結局「サコッシュからスマホを出して情報を確認したほうがましじゃないか~」ということになりました😥。
やり方がまずかったのかもしれませんが、地図のダウンロードに制限があることを考えるとYAMAPに戻ろうかなと思います。
ただ、YAMAPと違って面白いなと思ったのが自分の歩くペースを客観的に出してくれます。
あれだけ2日目バテバテでしたがペースは標準(1.0~1.1)。今日日他人の山行記録だけを見て無理な計画を立てる人も多いそうなのでこういう目安はこれから計画を立てる際にもいいのかもしれませんね。