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統計検定2級:文系出身者でも合格できる?

 

統計検定2級とは? 

昨年(2018年6月)の統計検定で2級に無事合格しました。

 

統計検定については公式ホームページを見ていただければ詳細がわかるのですが、2級は「大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うため」が基準となっています。合格率はおおむね40%台です。

www.toukei-kentei.jp

今回の受験は初挑戦で合格できたのですが、正直「簡単ではない」というのが感想です。特に文系出身で数学があまり得意ではなく、かつ数学というものから10数年遠ざかっている人はそれなりの勉強が必要かと思います。

 

体験談などを読んでいると、「数日の勉強だけで合格した」とか「2級は簡単」というものが目につきますが、多くが理系出身の方です。

 

実際この検定は若い人の受験者が非常に多く、男性受験者が中心です。統計検定公式ホームページで公表されている受験者の年齢別・性別構成データによると、私が受けた2018年6月の統計2級の受験者は、30代以下が半数以上・男性受験者が約80%という結果が見て取れます。理系・文系の統計はありませんが、これだけ男性が多いということを考えても、理系出身者の人が多いのではないかと推察されます。

実際受験会場でも私のような中年女性はほとんどおらず(上記データでも私の年齢層の女性の受験者数はは全国でも1桁台でした😅)、多くが若い男性という感じでした。

 

ただ、この受験を通じて統計についての理解は深まりましたし、「検定合格」という資格も得られたので勉強してよかったなと思っています。受験の振り返りもかねて、自分がどのように勉強したか、どのような点が役にたったのかをメモって行きたいと思います。

 

勉強時間・方法

 統計検定2級を受験しようと思ったのは2017年の年末でしたが、実際勉強を本格化させたのは3月頃でしょうか。平日2日1時間、土日のいずれか1.5~2時間くらい勉強したので、トータル60~70時間くらい勉強時間は取ったかと思います

 

勉強方法は以下のような感じでしました。

1.Webや参考書で統計の基礎知識を付ける。

 まずは、過去問を開いてみたのですが、全くわからずやっぱり、一定の基礎知識が 必要だなと思いました。そこで、利用したのが統計の知識を付けるうえで分かりやすいと評判だった「ハンバーガー統計学にようこそ」とその続編の「アイスクリーム統計学にようこそ」のサイトで勉強をしました。感想は「参考図書」で後述しますが、分かりやすい事例で統計の基礎用語が学べたのはよかったと思います。

 

 参考書としては、「まずはこの一冊から 意味がわかる統計学 (BERET SCIENCE)

」が一番わかりやすく、何度か読み返しました。ただそれでも分からないところがあったので、書店でみてわかりやすいと思った「統計学図鑑」なども利用しました。

 

2.統計検定の過去問を解き、わからないところは参考書やWebで調べる

 そのあと、「 日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2015〜2017年]注:私が利用したのは2014~2016年でした」で過去3年、計6回分の問題を解きました。正直当初は10問目以降はほとんど歯が立たず、解説を見ても全く分かりませんでした。

 わからないところは、上記の参考書に戻りましたが、カバーされていない分野もあります。そういう場合は、悪名高い「改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎」で該当箇所を調べて何とか理解しようとし、(といっても、多くの場合理解できなかったのですが😥)、あとは「もっと早く知ればよかった!」という「統計学の時間(統計Web) 」で関連箇所を読みました。

 

3.重要な公式・用語をまとめる

 重要な公式や用語をすぐに見直しできるように、ノートに項目別にまとめていきました。公式は、できるだけ覚えずにその成り立ちを理解しようと思いましたが、やはり理解できないものも多かったので最後は暗記に頼らざるを得ませんでした。

 

4.解けなかった過去問を再度解く

 過去問を6回分も解いているとパターンも徐々に見えてきました。そして全部終わった後で、再度解けなかった問題を解けるまで何度か繰り返しました。分からなかったところは参考書に戻る。重要だと思った事柄はノートに追記する。その繰り返しです。

 

正直、勉強の王道であまり役に立たないかもしれませんが、まず基礎知識を付けた後は、問題をこなして身に着けていく以外方法はないのではないかなとは思っています。

 

次は勉強の際に参考にしたWebや参考書について所感を述べていきますね。