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統計検定2級:文系数学音痴が参考にした書籍やWeb

 

 

統計検定2級:文系出身者でも合格できる?の続きで、今日は参考にした書籍やWebについてご紹介したいと思います。

 

参考書を選ぶための注意点

 

統計に限らずだと思うのですが、そのテーマに関する基礎的知識をどれだけもっているが、理解方法の好みによってどのような参考書を選ぶかは違うと思います。

 

ちなみに、統計を学ぶにあたっての基礎知識や一般的な理解方法の好みの自己分析は以下の通りです。

  • 大学受験(文系)で数学が必要だったため、文系で必要な数学は取得していた(うっすらと確率統計、文系の微分積分は覚えている)
  • ただし数学的なセンスはなかったため、理解できないなかったところは暗記で無理やり詰め込んだ(しかももう30年近く前。。)
  • どちらかというと”なぜそうなるのか”を理解したいタイプ。公式などでその流れが理解できると「ふむふむ」となるが、そうでないと止まってしまう。

 

参考書

 

 最近はいろいろな統計の参考書が出ていて、勉強の途中で壁にぶち当たっては本屋に行きわかりやすそうな本を探していました。一見「お、わかりやすそうだ!」と思って買ってみるのですが、実際読んでみるとなぜこの数式が使われるのかがわからず、数ページだけ読んでおわり。。といった本も何冊かありました。

 その中で一番参考になったのが「意味がわかる統計学(石井俊全著、ペレ出版)」でした。図解はそれほど多くなかったのですが、タイトル通りなぜこのような公式を使うのかをできる限り丁寧に教えてくれようとしてくれていたのが良かったです(それでもわからないところはありましたが)。統計検定2級のかなりの部分をカバーしており、2項分布や検定の考え方については何度もこの本を読みました。

まずはこの一冊から 意味がわかる統計学 (BERET SCIENCE)

まずはこの一冊から 意味がわかる統計学 (BERET SCIENCE)

 

 

あとは、「統計解析がわかる(涌井良幸、貞美著、技術評論社)」なども、検定受験後に買いましたが図と例がわかりやすく読みやすかったです。ただ、「なぜそうなるのか」という説明はあまり詳しくなく、「こういうものなのね」と納得させながら読むことが必要でした。

 

統計解析がわかる (ファーストブック)

統計解析がわかる (ファーストブック)

 

著者の方はだれでもわかりやすいように心がけてくれているのですが、皆さん理系出身で数学に対するセンスをお持ちの方です。文系の数学センスのないもののひがみかもしれませんが、 おそらく理系の方には、私にはわからないスキマが当然のことなので、そこまで説明する必要まで感じないのかもしれません。

 

あと、評判の悪い統計学検定2級対応 統計学基礎(東京図書)」もやはり手元に置いておいたほうがいいと思います。検定問題には統計方法などを答える暗記的な問題も何問かあります。これは、文系の人にとっては計算の必要がなく定義さえ覚えればいいので、知っていればボーナス問題となります。

ただし、検定方法等の説明は本当に「ザ・教科書」で難しい数式が並べられ何を言っているのかわかりません。そういうところは無視しましょう。

改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎

改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎

 

 あと、もちろん過去問対策のために「統計検定2級 公式問題集(日本統計学会、実務教育出版)」もお忘れなく。統計検定2級:文系出身者でも合格できる?にも書いた通り、一通り統計知識を身に着けたら過去問にあたって慣れていくのが一番だと思います。

日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2015〜2017年]

日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2015〜2017年]

 

 

Web教材

 

統計検定の勉強を始める前でしたが、ハンバーガ統計学にようこそ」とその続編の「アイスクリーム統計学にようこそ」には、検定の考えを知るにあたってお世話になりました。良い点は、ハンバーガーやアイスクリームという身近な題材で統計に興味を持たせながら、エクセルを使って実際に計算をしながら学ぶということろです。

 

参考書で紹介した「統計解析がわかる」と同様、なぜそうなのかというところにはあまり突っ込んではいませんが、実際に計算をすることで、なんとなく「あ~こういう風に計算していくと有意差がでるという結論にいたることができるんだ」などと分かった気分になりました。統計検定を受験するかどうかにかかわらず、統計ってどんなものだろうということを知るのにはいいと思います。

kogolab.chillout.jp

 

kogolab.chillout.jp

 

あとは、統計学の時間/統計Web」です。このWebでは無料とは思えないくらい丁寧に2級の内容をカバーしています。このページにたどり着いたのは、検定勉強の後半だったのですが、早くから知っていればここから勉強したらよかったなと思います。

bellcurve.jp