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データとハートを活かす人事を目指した成長奮闘記(?)です

英語でプレゼンするときのコツ:ハーバード・ビジネス・レビューの記事から学ぶ

英語の実力でも書きましたが、一番苦手なのが話すことです(留学・駐在経験のない日本人の典型ですね😅)。

 

前職では英語で言うべきことを伝えないと仕事ができなかったため、伝える力は身に付きましたが、

 

伝えるべき言葉がすぐに出てこない→

間ができてきまづくなる(その間に"You know"や"Uh"といったFiller Words(間を埋める単語という意味です。)→あせって語順が支離滅裂になる→伝わっているかどうか不安になり同じことを繰り返し冗長になる。→話すのに自信が持てない

 

という悪循環からは脱することはできません。

 

そこで、TED(多様な専門家がプレゼンでアイデアを紹介するショー)を見て研究をしたりもしますが、HBR(ハーバードビジネスレビュー)にもプレゼンテーションのコツに関する記事やビデオなども多くあります。

www.ted.com

hbr.org

 

ちなみに、HBRのトップページで「Effective Presentation(効果的なプレゼンテーション)」と検索すると、なんと13,000以上もヒットします😲。

左のFormatをみると、その9割がCase Studyなので、ケース学習で有名なハーバードビジネススクールに起因するところでしょうか?

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定期購読している人が無料で読める記事だけに絞る(”Free with your subscription(あなたの購読条件で無料で読める)”)と、それでも1,253件です。

 

それだけプレゼンテーションがビジネス上重要だということなんでしょうね。

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プレゼンに関する記事の中で最近読んだもののなかで面白いなと思った記事の一つが

 

3 Tips for Presenting in English When You’re Not a Native Speaker”(英語がネイティブでない人が英語でプレゼンするときの3つのコツ)

hbr.org

 ウォートンビジネススクールやリーダーシップのコンサルティングをしている筆者が、英語がネイティブでない有能なビジネスマンが、英語でプレゼンをするときに自信がもてず、時にはキャリアの障害にもなっているという現状を見て、3つのヒントを脳科学の視点も踏まえて提供しています。

 

その3つとは、

1.Spend significantly more time practicing your delivery than perfecting your deck. (プレゼン資料よりもリハーサルにより時間をかけること)

プレゼンテーションを作る際に、パワーポイントを作ることに時間をかけがちですが、それよりもリハーサルを何度もして自分の長期記憶(your long-term memory)に覚えさせることでストレスを軽減する(less susceptible to the effects of stress)効果があるということです。

 

また長期記憶に覚えさせることで自然とプレゼンができる効果もあるとのこと。英語でプレゼンする場合、ついつい話すのが拙くなるのでプレゼン資料に情報を埋め込もうとしがちですが、プレゼンを練習するほうが重要なんですね~。

 

2.Don’t agonize about your accent, but do slow your speaking speed. (アクセントを気にせず、話すスピードを落とすこと):

ネイティブの人にも何らかのアクセント(an accent of some sort)があるのが普通なので、あまり気にすることないというのですが、聞きなれないアクセントの話を聞くことにより、聴衆側の理解度及び速度が落ち(reductions in intelligibility, comprehensibility, and processing speed )、聞き取りにくい、周囲がうるさいと同じ効果( the same effects caused by hearing loss or background noise.)になるそうです。なので、最初の数分はゆっくり話すことをお勧めしています。

 

自信がなく早口になるのは逆効果なんですね~。

 

3.Pause early and often. (ポーズを早めにしかも多めにとること)

これにはまず聴衆側があなたのメッセージを理解しするという効果(first, to help your audience comprehend your message)と、2つ目には自分が休憩をとれる(second, to give you a break.)というメリットがあるということです。

1つ目は上のポイントにつながりますが、アクセントがあると聴衆の理解スピードが遅くなるのでポーズを置くことで理解を提供してがしやすくなること、あとは、間をおくことで自分が言おうとすることを思い出したり、ノートを確認したり、聴衆の空気を読んだり、水を少し口に含ませることができるようになるということです(you get to remember or consider what you want to say next, check your notes, read cues from the audience, or even take a sip of water)。

 

ちなみにポーズを置くというのは別のHBRの電子記事(How to Stop Saying “Um,” “Ah,” and “You Know)では、私が多用してしまうと書いたFiller Wordsを防ぐ方法としてもいいと書かれていました。

hbr.org

 

 

これらを意識して次はもっといいプレゼンにしたいと思います!

 

*ちなみにHBRの記事は3本まで定期購読していなくても無料で読むことができますので、よければ記事も読んでみてください(3本以上は約9ドル/1記事かかります)。